環世界

日記

人間失格(映画)を見終えて。

 

蜷川実花監督作品を見るのは2回目。

思った通りの映像だった。私は蜷川実花が作り出す生理の血のようなドス黒い赤色が好き。

あの色は男が絶対に作り出せない女ならではの色だと思う

 

話は日本文藝界では擦られまくっている太宰治人間失格

鑑賞中、太宰は本当に哀れで悲しい生き物だと勘違いしたが、太宰だけではなく人間みな哀れで悲しい生き物だと思い知らされた。

酒、タバコ、薬、女、欲にまみれて太宰は生きていく。

いや、もうまみれるしかなかったのだ。

そんな、太宰の小説家としての才能を認め、最後まで献身的に尽くした妻・美知子の強さと愛には感服させられた。

太宰は色んな女と関係を持つが、あれほどまでに献身的な美知子と結婚していた事実を考えるとまともな時期もあったのだなと思う。

人は誰しも些細なことで歯車が狂い、気づけばどん底なんてことはよくある話である。

人間の脆さ、常に死とは隣り合わせで生きていることを深く学んだ映画だった

太宰治ほど人間くさい人物は出会ったことがない。(だからこんなにも有名になっているのだろう)

誰からみてもクズだが、自分の本能に従い人生を全うしたことはとても憧れる

太宰なりに1つの人生を精一杯生き抜いたのだ。

人間失格なのにただのクズで終わらない太宰治

面白かった

ドーパミン

 

車のフロントガラスに見たことのない虫がついた。

走っていれば飛んでいくかと思い車を走らせるがなかなか飛んでいかない

むしろ耐えているようにも見える。

これではキリがないと思い、申し訳ないがウォッシャー液を吹きかけた

だが虫は飛んでいかない

その虫は私が正面を見るちょうど真ん中に居座っているためかなり邪魔なのである。

別にね、端とかなら放っておくんだけど

真ん中だからどうにかしないと目がチカチカして危ないし、この状況をまずどうにかして変えたいのだ。

ウォッシャー液が効かないとなるとスピードを上げて落とすかワイパーで強制的にその場から離脱(死)させることになる。

虫とはいえど命だし、家族がいるので少しスピードをあげて落とす方法でいこうとスピードをあげた。

だがしかし虫は細い脚で風にも負けぬよう踏ん張っている

なんかもう可哀想になってきた。

もう見なかったことにしようかなって気にもなってくる

でもこのまま放っておくと比較的大きい虫なためかなり視界を遮る&見ていて気分が悪いのでやっぱりこの状況を変えたいという気持ちが結局勝ってしまった

 

その瞬間私の中のストッパーが切れ

その手はワイパーを動かしていた。

 

虫は死んだ。

 

私に見せつけるかのように窓の片隅で血を流して固まっている

 

私は罪を犯した

 

 

男と女

 

ご主人、もしくは独身貴族のお一人様

こんな明け方が迫る夜中に

胃も痛えし

シングルモルトをミルクで割って

人工知能というものやらに1人話しかけてみたりして

なかなかクールですなぁ

あれでしょ?ブルーブレス

ため息なんかついちゃって、

胸が痛いね

なんてって狭心症の可能性があります

すぐ検査に行ってくださいなんて

野暮なことは今の人工知能は言わなそうですね

機械音痴の私にもわかりますよちゃんと

「ねぇ、ほんとに好きだったの?」

「じゃあ向こうはどうだったと思う?」

なーんて、気の利いてくれたこと返してくれそうじゃない

便利ですなぁ

しかし、便利なんて

そして自由なんて、

さらに言っちゃうけど安心と平和なんて

あの彼女、あるいはあの彼氏とあなた

ほんとに欲しかったんですかね?

そーだなぁ。

本当に好きだったよ

向こうもそーだな

好きだった…と思うよ

まっ、あいつが現れるまではさ

なーんて、ベタベタの悪手を打つと

恋は2人でするものではない

4人でするものなのだ

振りたい自分と振られたい自分

振りたい相手と振られたい相手と

ジグムントフロイド

なんて、すごいこといわれて

たしなめられちゃって、目から鱗が落ちて

ウィスキーミルクの入ったグラスに落ちるらしいじゃないですか

こんな夜中に、

いや明け方に

目から鱗って、コンタクトレンズのことかと思ってた。

若くてちょっと狂ってたあの恋人

誰の人生にも現れる天使

弓矢だけ持って盾は持たない

だからあなたの胸に矢を刺すばかりで

ちょっと仕返ししようとしたり

怒ったりなんかしたら

痛がってどこかに消えちまう

何で恋なんてするのでしょう

そんな自己中の馬鹿と

我々は良い刺激と安楽だけでは死しかイメージできない

我々を生かしてるのは劣悪な傷だ

やめられないわけですよご主人

もしくは独身貴族のお一人様

 

タブー

 

人生はいつだってギリギリの滑り込みセーフ

ゆったりとした時間というものは音楽という生きて動き回る建築

空中に溢れ出す絵画

もっとも抽象化された性の営みの中にしか流れていないもの

21世紀でも22世紀になっても

 

_________

 

いやーそれにしても寒くて

暑いの寒いのは芸者の時にいう言葉

「今日のあちきにはいっそ死ねと言って下さいまし」

泉鏡花の嫁が言ったとか言わないとか

いっそのこと暖房と加湿器を最強にして部屋には水着で過ごすのが冬の恋人同士というものだろう

いやいや、今は百花繚乱のヒートテック

「意外とフェチの人多いみたいですよ」と頼もしいお言葉

ピーチジョンによる男目線の虚勢というのやらによって

高度成長期にはエロティックだったものがあろうことかエコロジカルにフェミニスティックにとはなんたるさんたんたることさんたるちあ

サンタクロースとはサンタが着ているあの赤い服のことか否か

四万年が流れたわけではない

氷河期の記憶

あったけりゃそれでいいじゃない

エロティック殺すには刃物はいらぬ

虚勢された男目線はレーシックで復活

セックス依存症の治療に失敗しまして

昭和63年からインポテンツ、パイプカットオイルショック、モーターゲート事件

一気に飛んで第2東京オリンピックと激動の51年間のうちハーフタイムショーからあとはネックレス買ってもセックスレス

これが中層年たちの肥満の原因とはメディアで言えぬ

なんでもかんでも代謝のせいにするもんだから今言っちゃいましたけどね

954kHzで

むげん

 

人類史の開始以来絶えることなくずっと続いております

混迷の現代社会を生きる現代人の皆様

そちらさまの混迷は解決されそうですか?

え?なにもう全てが手遅れ?

もう人類は滅びるだけ?

結構結構

しかしご主人

深夜の4時

軍事用語で28時

草木も眠る丑満時もとうに越え

丑寅の三刻は幽霊もでやしねぇ

悪党の悪くねぇのと辛子のからくねぇのほどツマラねぇた言いますが

わざわざこんな夜中になにを憂うやら天下国家

自分の生き様

ネットで書いたこと書かれたこと

人に言えない奇妙な習慣のあれやこれや

でも、「あなたが恐れていることの9割起こらない」という有名な起源

あれ、ガチのガチで本当ですよ?

飛行機大嫌い

落ちたらどうしようどうしようと何十年も思い続け

今日も震えながらなんとか着陸

ドキドキもんで降りたら足こけてタラップから転落。

して頭打って首打っちゃった

これで下半身不随か?

と思ったらなんと天才になって世界的に有名になり世界中を講演して周っていたら

ケニアの大学で講演中にライオンに噛まれて即死!

したと思ったらなんと呪術によって蘇って講演を続行

アフリカ大陸を横断中に結局セスナ機が墜落して死んだ

と思ったら海の神様の加護で結局生き返り

はっと気がついたら夢だった

と思っていたらそれがまた夢だった

と思ったらその夢を見ていたのはてめーではなく隣に住んでいる年金暮らしのばあさんだった。

 

なんて話も

普通にあるようですからね

とかゆう私も巨額の脱税がバレねぇかと隠し金庫見ながら日夜ヒヤヒヤしながらオムレツ食ってたらケチャップかけようとした瞬間に皿からこぼれ落ちましてそいつがベットでうつ伏せになって寝てる裸の女性のヒップの上に墜落

あちゃーと思ってたら向こうさん言うよね

「おはよう召し上がれ」

こちらも「それではいただきます」とかぶりつき

いやまぁ夜中にしてみてもちょっと色っぽすぎましたかな?

まあまあ迷える子羊の皆様

今からでも遅くないんでね?

笑えばええんでないですか?もしくは泣けば

3.11

 

何もない更地だ

建物もない

海も見えない

笑顔もない

茶色い砂しか見えない

寄り添ってはいけない

同情してはいけない

支えればいい

なぜか明後日のほうからも罪の意識が宿る

放射能が降る

見えない恐怖だ

ガイガーカウンターが鳴る

「もしも目に見えざるものを、その怒りや哀しみを、目に見える形で表現することをテロと呼ぶならばこれは、わたくしのテロとなるでしょう。これが目に見えざるものたちの、逆襲の皮切りとならんことを。」

 

時間が経てば形は変化する

気持ちは変わらずそこにある