何もない更地だ 建物もない 海も見えない 笑顔もない 茶色い砂しか見えない 寄り添ってはいけない 同情してはいけない 支えればいい なぜか明後日のほうからも罪の意識が宿る 放射能が降る 見えない恐怖だ ガイガーカウンターが鳴る 「もしも目に見えざるも…
青い蒼い 若いという劣等感 女盛りを捨てる 謳歌するものもいる 着物を着る 女でよかったと思う 髪を結ってもらう 化粧をする 着物は赤だったが ピンクのアイシャドウにした 口紅を塗る これは赤にした 自分に負けたくないから眉毛は太くする 髪飾りは小さい…
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