環世界

日記

若さ

 

青い蒼い

若いという劣等感

女盛りを捨てる

謳歌するものもいる

着物を着る

女でよかったと思う

髪を結ってもらう

化粧をする

着物は赤だったが

ピンクのアイシャドウにした

口紅を塗る

これは赤にした

自分に負けたくないから眉毛は太くする

髪飾りは小さいものが嫌だから母のはやめた

大振りの方が良い

着物は母のものを着た

これを母が着ているのを想像する

さぞかし綺麗だろうなぁと考える

祖母が喜んでいた

それだけで良かったと思う

夏が終わった

これから長い冬が来る

マフラーでもするか

また化粧が濃くなる

蒼さは少し霞んで見えた